本文へスキップ

キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

トップページ > 史跡案内 > 新潟 > 松陰寺

松陰寺

                              新潟県:石造物

「秘仏マリア観音」!?


「元立教大学総長 高田茂」によってマリア観音だと「立証」された像があるとする寺。
歴代立教大学総長の中に「高田茂」という人物はいません。



松陰寺


1960年代に「元立教大学総長 高田茂」と名乗る人物が松之山を訪れ、全国に三体しかないマリア観音像をこの寺で発見したと住職に告げました。

そこから松之山で何体ものマリア観音像が「発見」されることとなり、その後この寺では「マリア地蔵」も「発見」され、展示され、これらのための寄進を募っています。

しかし歴代立教大学総長および名誉教授(高田茂は名誉教授の名刺を松陰寺住職に渡した)の中には「高田茂」の名前はなく、自費出版の本は出していますが、研究論文の発表は確認できません。つまり、どう学術的に「立証」したのか根拠に乏しいと言わざるを得ません。

そもそもマリア観音というのは、中国製の安価な白磁観音像を、キリシタンがマリアだと思って祈った物なので、形体で判断するのは不可能です。そこにキリシタンがいて信仰の対象としてその像を拝んでいてこそ、マリア観音が存在できるのです。

しかしキリシタン時代から江戸まで通して見ても、この地域には信徒がいた痕跡がありません。なのでこの寺にマリア観音像があるとするのは史実に反することです。またマリア観音だと「立証」した「高田茂」についても経歴に疑いがあります。

現在、松陰寺境内には寄進によって真新しい「聖母観音マリア」像が建立されています。史実に基づかないものであり、訪問者に誤解を生じさせる恐れがあります。




「秘仏マリア観音」

「高田茂」

「マリア観音」

「マリア観音」

「マリア地蔵」

松陰寺境内七福神

「聖母観音マリア」

松陰寺境内



 
現地への行き方
住所は十日町市松之山湯山311です。



この地図は大体の位置を示すものです。訪問の際は現地の案内や地図で所在地を確認してください。

インフォメーション
《本サイト内の関連ページ》 《本サイト以外のサイト》



                                          NEXT >>